SENSOJI HOSPITAL
放射線科
放射線科について
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検査内容
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一般撮影検査
レントゲン撮影と呼ばれる検査です。X線を用いて、体内の臓器や骨の状態などを撮影します。当院の装置はデジタル化されておりますので、撮影線量の低減化を図り、質の高い画像情報を提供しております。
CT検査
X線を用いて、人体に360°X線を当てて輪切りの画像を撮影する検査です。コンピュータで処理をすることで、様々な向きから立体的に観察のできる3次元画像を作成することもできます。当院では、最新の被ばく低減技術を搭載したマルチスライスCTを導入しております。
TOSHIBA製 Aquilion / CXL Edition 64列
MRI検査
強力な磁石の筒の中に入り、電波を用いて体内の臓器や血管を撮影する検査です。X線を使用しないので、被曝の心配がありません。当院では、H28年に最新のMRIを導入しており、短時間でかつ精度の高い検査が可能となりました。早期アルツハイマー型認知症の診断支援システムである「VSRAD(ブイエスラド)」を使用した認知症の検査も行っております。
TOSHIBA製 Vantage Elan 1.5T
透視検査
X線を使用して、リアルタイムに観察をしながら撮影や治療をする検査です。バリウムを使用しての胃透視検査や、注腸検査などを行います。当院の透視装置はデジタル化されておりますので、撮影線量の低減化や連続撮影により、質の高い画像情報を提供しております。
TOSHIBA製 ZEXIRA DREX-ZX80/P1
CT検査を受けられる方へ
ご注意事項
- 腹部検査又は造影剤を用いた検査を受けられる方は、午前中の検査では朝食を、午後の検査では昼食は取らずにご来院ください。※ 水やお茶であれば検査前までお飲みいただけます。
- 下腹部(骨盤腔)の検査を受けられる方は、検査の1~2時間前から膀胱に尿を貯めておいてください。
- 次の項目に当てはまる方は検査ができない場合がございますので、事前にお知らせください。
- 妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方
- ペースメーカーを埋め込まれている方
- 検査前5日以内に、バリウム検査を受けられた方
- 検査を受けられる際は、金属などの付いた洋服や下着は避けてください。
- 検査時間は検査部位によって異なりますが、約10分~15分程度になります。※ 検査の開始時間は多少前後する事もありますので予めご了承ください。
造影検査を受けられる方へ
- 造影剤は通常24時間で尿となって身体から排泄されますので、脱水状態を避けるため、検査の前後は水分補給をしてください。なお、水分制限がある方は担当医にご相談ください。
- 造影剤は静脈内に注入するため、検査を始める前に点滴を行います。
- 検査開始(造影剤注入)後、気分が悪くなったり点滴の針先が痛んだりしたときは、すみやかに看護師にお申し出ください。
- 検査終了後は、500mlペットボトル1本分の水分を摂取し、点滴が終わるまでしばらく安静にしてください。
- まれに造影剤による副作用が現れることがあります。
- 造影剤を注入すると体が熱くなることがありますが、心配ありません。
- 次の項目に当てはまる方は、検査を行えないことがありますので、事前にお知らせください。
- アレルギーや喘息などのある方
- 甲状腺機能亢進症のある方
- ビグアナイド系糖尿病薬を服用している方は、造影検査の2日前から服用しないでください。糖尿病薬を服用されている方は、担当医師にお知らせください。
例)グリコラン錠、メデット錠、メルビン錠、ネルビス錠、メトリオン錠、メトホルミン塩酸塩錠、ジベトス錠、ジベトンS腸容錠、塩酸ブホルミン錠 など - 検査時間は検査部位によって異なりますが、約20分~30分程度になります。※ 検査の開始時間は多少前後する事もありますので予めご了承ください。
- CT検査の流れ
検査時間:約10分
造影検査:約30分 -
- 撮影部位に応じて更衣をしていただきます。
- CT装置のベッドに10分ほど仰向けに寝ていただきます。
- 身体を動かさないようにしていただき、検査部位によって呼吸の合図が入ります。
- 造影検査の際は造影剤を注射します。検査中、気分が悪くなった場合には検査担当者にお申し付けください。
MRI検査を受けられる方へ
ご注意事項
- 腹部検査又は造影剤を用いた検査を受けられる方は、午前中の検査では朝食を、午後の検査では昼食は取らずにご来院ください。
- 骨盤腔の検査を受けられる方は、検査の1~2時間前から膀胱に尿を貯めておいてください。
- 次の項目に当てはまる方は検査ができない場合がございますので、予約時にお知らせください。
- ペースメーカー
- 人工内耳
- 体内に金属が入っている方 骨折をしてプレートが入っている等
- 妊娠中、もしくは妊娠の可能性のある方
- 入れ墨・アートメイク
- 強い磁場内での検査のため、金属性または磁場に敏感な物品・素材など下記の項目は身につけないでください。そのまま行うと、吸着事故や発熱による火傷を負う事があります。
- 電子機器:時計、携帯電話、補聴器など
- 磁気カード:クレジットカード、キャッシュカードなど
- 金属装身類:ヘアピン、ネックレス、指輪、ピアス、眼鏡、入れ歯、財布、鍵など
- 衣類の金属:ブラジャー、コルセット、磁気腹巻き、ファスナー、加温下着など
- 化粧:UVケア化粧、マスカラ、つけまつげ、ラメ入り化粧など
- その他:カラーコンタクト、かつら、増毛・白髪隠しパウダー、湿布、ニトロダーム、エレキバン、カイロなど
- 検査時間は検査部位によって異なりますが、約30分~1時間半になります。※検査の開始時間は多少前後する事もありますので予めご了承ください。
造影検査を受けられる方へ
- 検査を始める前に点滴を行うことがあります。
- 検査開始(造影剤注入)後、気分が悪くなったり点滴の針先が痛んだりしたときは、すみやかに看護師にお申し出ください。
- まれに造影剤による副作用が現れることがあります。
- 検査終了後は、500mlペットボトル1本分の水分を摂取し、点滴が終わるまでしばらく安静にしてください。
- MRI検査の流れ
検査時間:約40分 -
- 金属類の装着のないよう、お着替えをしていただきます。
- MRI装置のベッドに40分前後ほど仰向けに寝ていただきます。
- 検査中は身体を動かされないようにお願いします。 検査部位によって呼吸の合図が入ります。
- 検査によっては造影剤を使用する場合があります。検査中、気分が悪くなった場合には検査担当者にお申し付けください。
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VSRAD
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VSRADについて
VSRAD(ブイエスラド)はMRI画像を使って脳の萎縮度を数値化し、早期のアルツハイマー型認知症の診断を支援するための検査です。
アルツハイマー型認知症では 、内側側頭部『海馬・扁桃・嗅内野の大部分』の萎縮が最も早く起こることが判明しています。
VSRADはその内側側頭部の萎縮の形態情報をMRI画像から解析して数値化し、これまで目視では難しかった早期アルツハイマー型認知症の診断支援情報を提供しております。VSRAD advance 解析結果レポート
MRIで認知症の診断支援ができると、早い段階で治療を行うことができるので認知症の進行を遅らせることができます。
近年、認知症を患っている人は65歳以上で7人に1人と推定されています。高齢になるほど認知症になる確率は上がっていきます。
認知症に対処するために65歳を迎えた方は一度MRIでVSRAD検査を受けてみてはいかかでしょうか。